【Ⅱ】

いざ、手術のため病院へ

 

 

 

 

2泊3日の短い日程

 

 

 

家を出る前に誰に見られても良い状態になんとなく片付けておく。

 

イージーな手術だけど、万が一のために、、、

 

 

10のうち1くらいの割合でもしものことを考える。

 

 

 

 

土曜日から入院だから、一般外来は閉まっていて

 

入院のために来院した人は緊急搬送口から入る。

 

 

 

 

最少人数の関係者しかいないであろう病院はすごく静かだけど、

少し怖かった記憶があります。

 

 

 

 

 

共感能力が必要以上にあるのかわからないけど、

実際に見てなくても怪我をした話とか病気になった話をを聞くと

自分まで痛くなったような感じが昔からよくある。

 

 

 

 

他の人が辛そうにしているのは見たくないし、

私がとても気をつかう方なので、

お金がかかっても個室を選択してある。

 

 

 

 

 

看護師さんに簡単に部屋の説明を受けていたら、

 

看護師さん

「手術後、無事終わったことをご親族に伝えますので

連絡先の記入をお願いします。」

 

 

 

え、家族にバレちゃうのと思いましたが

 

 

当然かと思い、家族へ直接電話することに、、、

 

 

 

心配をかけないようにと黙っていたけど

 

 

自分の子供から「明日手術だから」と

 

急に言われた方が嫌だよなと反省しながらも電話しました。

 

 

 

 

 

親は割と軽いリアクションだったので、

内股すかしを食らった気分でした。

 

 

 

 

 

まあいいか。

 

 

 

 

 

 

 

その後、着替え、剃毛、シャワーで身を清める

 

 

 

夕食は初めての病院食。

 

 

 

聞く話では、美味しくないとか、味が薄い、量が少ないとか

そんなイメージがあったけど、

 

ボディーメイクのため食事を管理している私からすれば

十分なボリュームだし美味しい

 

 

メニューは

ご飯、白身魚胡麻マヨ焼き、白菜炒め、オクラおかか和え

デザートにフルーツカクテル

 

 

マヨネーズの味が久しぶりすぎて感動的でした。

 

 

 

 

 

 

私は舌がおバカなお陰で、好き嫌いもありません。

基本何でも美味しく食べれることが幸せなことだと思っています。

 

 

食事が済んだら後はすることは無く、

寝るだけなんですが

 

 

 

 

明日手術だと思うと全然寝れず、

 

 

時計を何度も見て

 

 

眠れたと思ったら意識が戻って

 

 

時計を見てまた寝ての繰り返し。

 

 

 

 

目が覚めた状態で看護師さんが入室してきた。

 

 

 

 

 

手術は9時開始

 

8時50分に手術室へ歩いて行く。

 

 

 

いよいよその時間が来てしまい

手術着に着替える

 

 

 

 

食品工場の帽子みたいなのをかぶって、

スパに行った時みたいなやつを着て、

足の指だけ見えるハイソックスを履き、

おむつをする。

 

 

 

これで手術患者完成です。

 

 

 

エレベーターに乗って地下へ

 

何階だったかは覚えていないけど、

 

 

地下なんだ

 

 

と思った記憶がある。

 

 

 

 

エレベータの扉が開いて少し歩くと

 

ドラマで見るのとは違うイメージで手術室がある。

 

 

 

 

たくさん手術室があって、

私以外にも手術するであろう人は結構いた

10人はいないくらいといった感じ。

 

 

 

 

年配の人もいれば、まだ10代のような子もいたし

男女半々くらいでした。

 

 

 

 

私だけじゃないんだ。

と勝手に仲間意識ができて正気を保てた

 

 

 

 

でも、体は震えている。

全然平気ですよ、みたいな感じしてるけどビビりまくりです

 

 

他の人より、痛みには激的に弱いと自負しています。

 

 

 

私が入る手術室の前に着くと、

 

 

名前を聞かれ、同意書の再確認、手術内容等

契約後必ずお伝えしなくてはならない事項を読み上げるかのごとく

 

 

私は「はい」のみの返答

 

 

 

その儀式が終わると手術代へ

 

 

 

シングルベットみたいな幅はなく

運動かとかの催しの時に使われる長テーブルくらいの幅。

 

 

 

狭い。

 

 

 

腕を支える補助台がオプションである感じ。

 

 

 

 

私「よろしくお願いします」と言いながら

 

膝が音がするくらいガクガクに震えてました。

 

 

 

 

 

5、6人に囲まれあおむけに。

 

医「それでは麻酔の注射していきますね」

 

 

 

 

 

本当に怖くて震えている中、

 

注射針が刺さって行く

 

 

 

激痛に「ぐっ!!」

 

 

とアニメの声優のような声がでて

 

 

 

その後の記憶はなく、気がついたら手術後でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がついた後の衝撃は股間にありました。

 

 

 

 

 

激痛、激痛、激痛です。尿道に管が通っています。

 

 

 

 

 

激痛です。その管を抜きます。

 

 

 

 

 

激痛です。術後最初のトイレ。

 

 

 

 

 

 

尿検査でも尿を止めるコントロールするときの痛みの

かなり強めの痛み。

 

 

 

 

 

トイレに行く度、激痛です。

 

 

 

 

 

排尿量で点滴だったり、麻酔の抜け具合を見て行くため

 

 

 

毎回思うようにトイレができず地獄でした。

 

 

 

しかも、傷口痛しし、点滴つきっぱなしだし。

 

 

 

 

 

全身麻酔の後の、あの気持ち悪さ忘れません

常に車酔い船酔いみたいな三半規管が元に戻っていない感じ

それに伴う頭痛

 

 

 

 

点滴の針がずっと腕に刺さっているのも

精神的にかなりこたえました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に大変でした。

 

 

 

手術の翌日退院予定でしたが、

 

 

 

本当に退院できるのかってくらい痛かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも、2時間に一度は必ず様子を見に来てくれる

 

 

 

 

看護師さんは本当に天使に見えました。

 

感謝の言葉しか出てきません。

 

 

私が仮に資格を取ることができても現場で挫折する自信があります。

 

 

私には絶対にできない奉仕の精神。

 

 

 

 

それが仕事だと割り切ってできないレベルのことを

当然かのごとくやってのける。

 

 

 

素晴らしすぎる。

 

 

 

 

 

看護師さんは女性だけじゃなく男性も多かったです。

 

 

 

 

医療関係者への感謝の気持ちは忘れることはないです。

人生の価値観がかなり変わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

入院手術したこと、関わってくれた人への感謝を記録に残したくて

 

 

ここに駄文ながら記させていただきます。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

ではまた