退院当日
手術が終わり、なんとか歩けるようになる
携わってくれた人々への感謝の気持ちが止まらない
入院費用は高額療養費制度を適用しても
2泊3日個室で十数万円かかった。
健康な人が十数万円と聞くと高く思うかもしれないが、
鼠蹊ヘルニアで大袈裟なと思うかもしれないが、
今後のリスクが減らせるなら、むしろ安いと思う
今の私は独身です。
独身になって何年経っただろう。
退院しても誰も迎えに来てくれる人はいない。
親、兄弟は遠くに暮らしている。
痛み止めは飲んでも、傷口に痛みが残っているので、
医療費を支払ってタクシー乗り場までの数十メートルが遠い。
歩行速度はとても遅く、お年寄りにも簡単に抜かされる。
バスで帰ろうと思っていたけど、それどころではない。
近くに友達はいない。
私は何故ここに住んでいるのか。
そんなことは後で考えることに。
タクシーの中では運転手の人と
薄い内容の表面上の会話をしていた。
無言になると多分泣いてしまうかもしれない。
手術が無事に終えたことに気持ちをフォーカスし直す。
健康であることにピントを合わせなんとか踏ん張った。
無事帰宅
荷解き、洗濯物の仕分け
当たり前だけど自分でやるしかない。
今は辛いので先延ばし。
見慣れた天井を見て落ち着きを取り戻す。
入院前に迎え入れた植物
パキラ
たった3日間の入院なのに
退院後にはこんなに成長してました
モジャモジャになってしまったので
軽く剪定してあげました。
そして最近、、、
新芽が出てきました。
胸がキュンとするこの感じ
嬉しいし、癒されるし、健気だし、
力もらえるし、生命力感じるし
私にはとっては、
すごく幸せを感じる
パキラに救われました。
大切にします。
ではまた